みなさんは、愛犬に『おいで』のしつけはしてますか?
今日は呼び戻しと呼ばれる『おいで』のしつけの方法を教えます。
基本のしつけ
ドッグトレーナーの私が思う、しつけの優先順位が高いしつけTOP4です。
この4つがきちんとできていると犬のコントロールがしやすいです。
できないからと言って悪いわけではありません。ただできた方が圧倒的にいいというだけです。
このようなしつけができていなくても、家族と一緒に生活をする分には問題ないと思っています。
ただし、その場合は犬をしっかり監視しておかなければなりません。玄関から飛び出たり、勝手に物を壊したり。何があるか分からないからです。
犬とよりよい生活するために、犬の安全を守るために、基本のしつけを教えておくと、あとあと困ることが少なくなりますよ。
おいでの準備
準備するもの
- リード
- 犬が大好きな美味しいおやつ
- 落ち着いた犬
- 落ち着いた心を持った飼い主
準備するものは前回の『おすわり』の時とほとんど変わりません。
後者の2つはしつけをする場合、一番大切です。忘れずにね!
おやつは、ボールタイプがおすすめです。
ボールタイプのおやつは、お散歩のときやしつけの時にもあげやすいので、とっても便利です。
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しつけの前に運動
しつけは犬が落ち着いているときに行いましょう。おやつを見て興奮するようでは、おいではうまくいきません。
しつけをする前には必ず犬とお散歩や運動をしてください。運動をすることで、ストレスが発散されて犬が落ち着いた状態になります。
犬が落ち着く場所でする
犬が普段からよくいる部屋で、周りに人が少ない所がいいです。
おいでがある程度できるようになるまで、飼い主さんとわんちゃんだけで練習するといいですよ。
コマンドを決める
犬を座らせるときには指示語=コマンドを、事前に決めておきましょう。
『おいで』や『こい』はよく使われていますよね。
声のトーンを決めておくことも重要です。指示をするときは、落ち着いた声で行いましょう。
褒め言葉も事前に決めておきましょう。褒める時は声のトーンは高めが鉄則です。
おいでのしつけ方法
リードあり
- おやつの匂いをしっかり嗅がせる
- おやつの匂いについてくるように誘導
- 犬が自分の方へ動き出したら『おいで』と言う
- そばで止まったところで褒める
- おやつをあげる
初めに、しっかりとおやつに興味を持たせましょう。
リードをつけて行うので、お散歩の後がおススメです。
指示をするときは目を合わせることを忘れずに。
犬に『飼い主さんに近寄る』=おいでだと思ってもらうことが大切です。
何回も言う必要はありません。一回言えばOKです。できたら、しっかりと高めの声で褒めてあげましょう。
しつけの時間
しつけは5分集中してできればやれば十分です。5分ほど経ったら、いったん終わりましょう。
犬の集中力は5分ほどです。犬は、長時間練習するよりも、1日の間に何回か練習する方が覚えられます。
メリハリをつけることが大切です。しつけの時間が終わったら、遊びなり寝るなり、わんちゃんが好きなことをさせてあげてください。
心構え
焦らずに、愛犬と楽しく練習しましょう。おいでができないからと言って、ダメなコではありません。
でもおいでができないと、ドッグランでもお家でも自由に振舞えません。
愛犬が安全で楽しい生活を送れるように、しつけが必要ということを忘れずに。
技術的なことよりも、犬の気持ちになってしつけることが大切です。
初『おいで』ができたら
おめでとうございます。おいで大成功ですね。
もう『おすわり』と『おいで』が終了しましたよ!やったね!
次は違う条件、環境で練習してみましょう。
リードなし
リードありの訓練の時に、リードなしの場合もつくってみましょう。
だんだんとリードありの回数を減らしていけば、おいでの指示で近寄ってくるようになります。
別の環境でやってみる
他の部屋や他の家族、犬がいる場所でもできれば、合格点です。『おいで』の指示語だけでやってくれば、はなまる満点、拍手喝采です。
◆理想のおいで