犬を『しつけ』で大切なことは本能的な欲求を満たしてあげることです。
では、犬を『飼う』うえで大切なことって何でしょう?
今日はその1つである所有者明示について考えます。
犬を『飼う』うえで大切なこと
- ペットが亡くなるまで飼う
- 他人に迷惑をかけない
- 動物による感染症の知識を持つ
- むやみに繁殖させない
- 所有者の明示をする
どうですか、守れていますか?
意外と守れていないのが、5の所有者明示。
5.盗難や迷子を防ぐため、所有者を明らかにしましょう
盗難や迷子を防ぐため、所有者を明らかにしましょう。
飼っている動物が自分のものであることを示す、マイクロチップ、名札、脚環などの標識をつけましょう。
※脚環とは鳥の足につける名札のことです。
環境省HP:飼い主の方へ守ってほしい5か条より引用

ねこも大切にかってほしいにゃ!
所有者明示とは
簡単に言うと、迷子札をつけることです。
犬の場合、「鑑札」と「狂犬病予防注射済票」をつけることです。
「鑑札」と「狂犬病予防注射済票」をつけることは狂犬病予防法で義務付けられています。
ちなみに、狂犬病予防注射も法律で義務付けられているんですが、うちの愛犬を譲ってもらったお店は、狂犬病予防注射をしていませんでした。なんてこったい。
鑑札と注射済票の必要性
あなたの愛犬が、ある日突然、玄関を飛び出してしまったことを想像してみてください。
所有者明示をしていなかったら?鑑札も注射済票もつけていなかったら?
あなたの愛犬は一生返ってこないかもしれません。もしかすると、他の家族のところで幸せに暮らすかもしれません。
全ては所有者明示をしていなかったあなたの責任です。
鑑札や注射済票をつけていれば、その番号から飼い主が特定できます。保健所から連絡さえあれば、大切な愛犬を見つけられるんです。
所有者明示が必要になるとき
- 迷子
- 被災
- 盗難
つい最近、とあるツイートが非難されていました。
〈ツイートの内容〉
買い物によったお店の店先に、犬を繋いでいたところ、犬がいなくなっていました。見つけたいので協力してください。
その後ワンちゃんは見つかったようですが、盗難だったようです。
犬を連れ去る人だっています。何があるか分かりません。震災ではぐれることもあるかもしれません。
もしもの時のために、鑑札と注射済票をつけておきましょう。
島根県の所有者明示の取り組み
島根県ではボランティアさんの協力を得て、集合注射会場で注射済票の装着を実施しています。また、犬の所有者明示の促進を図る事業を行っています。

島根も頑張ってるにゃ。ボランティアさんありがとうにゃ!
所有者明示の促進を図る事業は2011年から一部の市町村で実施していますが、今年度から実施する市町村を増やしているそうです。
参照:島根県|犬の所有者明示啓発の取り組みについて
摂取済票のうらに貼れるシールがあるみたいです。これが注射後にもらえるのかな?その辺の説明はホームページにないので、実際に集団接種に行ってもらってきてください笑
所有者明示カードができた
参照:島根県|犬の所有者明示啓発の取り組みについて
島根県内のボランティアさんのおかげで、所有者明示啓発カードができました。注射会場や動物病院で配布されています。
所有者明示カードのデザイン
カードのイラストは出雲市内の小学6年生の双子ちゃんが描いてくれました。
ありがとう!個人的には表1の猫と犬のポーズが好きです。

双子ちゃんかわいいイラストありがとうにゃ!
参照:島根県|犬の所有者明示啓発の取り組みについて
所有者明示について思うこと
鑑札と注射済票の装着義務を知らない人が結構いる
特に注射済票。
ペットショップなどが、初めて犬を飼う飼い主さんに、ちゃんと指導する必要があるんじゃないかな。
作った所有者明示カードは島根県内のペットショップにも配ればいいのになあ、なんて。せっかく可愛いイラストも描いてもらったんだから。

もっとみんなに知ってもらうべきにゃ!
鑑札と注射済票がダサい。
もっと可愛かったらつける人が増えるのに。
調べたところ制作業者がほとんど決まっているみたいです。島根県の業者さん、どうか可愛い鑑札作ってください・・・。
それともクラウドファンディングで募りますか。案外ありかも。
わんてらすは「しまねっこ」の利用許諾を得ており、サイト内のすべての「しまねっこ」は島根観光連盟許諾第5069号として認められています。

しまねっこの部屋。もあるにゃ!