行きは振っていなかったんですが、帰りにパラパラと。
ユウちゃんを抱っこしながら、傘をさして帰ってきました。
島根県大田市の集団注射
注射時間が、各場所5分でした。通知はがきがきたときはびっくりしました。短すぎやしませんか。
集団予防注射を受けに来る人は、よほどすくないんだろうなあと思いました。

たしかに短いにゃ!先生も大変だにゃ…。
とにかく来ている人が少ない
うちの愛犬(ユウちゃん)を入れても5頭ほどでした。近所でもかなりの数の犬を見るので、『そんなにみんな行かないんだ!』と思いました。
共働き家庭の方は、平日昼間に行くのは厳しいと思いますが、それにしても少ない。
しつけられている犬が少ない
しつけをきちんとされている犬の少ないこと。獣医の先生に触れてギャン鳴きする柴ちゃん。リードを引っ張っているコもいたので、しつけはきちんとされていないように思いました。
島根県大田市の注射済票
島根県大田市のマスコットキャラクターである『らとちゃん』がプリントされています。
今年の注射済票のカラーはブルーのようですね。
注射済票の裏には、電話番号が書けるシールが貼ってありました。可愛いワンちゃんとネコちゃんのイラスト付きです。実はこのシール、島根県のボランティアさんと県が協力して作られているものなんです。
詳しくはこちらの記事へ
犬の登録頭数と予防注射頭数【平成28年度データ】
島根県

島根はどうかにゃ?100%かにゃ?
犬の登録頭数は3万4432頭であり、これに対する狂犬病予防注射の実施頭数は、2万6392頭でした。注射の実施率は76%となっています。注射の実施率は前年より減少しました。
全国
登録頭数が645万2279頭であり、これに対する狂犬病予防注射の実施頭数は460万8898頭でした。注射の実施率は71,4%となっています。注射の実施率は前年度より0,4%減少しました。
全国平均と比べると、島根県は実施率が高いことが分かります。
注射実施率ワースト1位の沖縄県
沖縄県の注射実施率は50,1%でした。また、驚くことに注射実施率が50%を下回る年もあります。平成27年度は48,5%でした。
注射実施率1位の山形県
山形県の注射実施率は、92.3%でした。90%を超える都道府県は山形県と長野県しかありません。素晴らしい。
参考:厚生労働省HP『都道府県別の犬の登録頭数と予防注射頭数等(平成23年度~平成28年度)』
注射の実施率に差がある理由
地域の狂犬病に対する意識や取り組み方の違いだと考えられます。
個人的には、田舎で注射率が低く、都会で高いと思っていました。犬の飼育頭数は都会の方が多いので、狂犬病予防の取り組みがしっかりとされていると思ったからです。
しかし、都会、田舎は関係ないようです。関東より東北の方が注射実施率は高いです。また、西にいくにしたがって、注射実施率は下がっていきます。
山形県が注射実施率1位の理由
山形県は狂犬病予防啓発の取り組みにかなり力を入れているからです。
山形県の各自治体の多くは、山形県の獣医師会と連携して、狂犬病予防注射を実施しています。
山形県獣医師会は、県内全市町村と犬の登録台帳を共有し、犬の新規登録からワクチン接種を行っています。また、未接種犬へ接種のお願いはがきを発送しています。
台帳共有システムを持つのは、東北では山形県だけ。未接種犬がどこにどれだけいるかが、一目でわかることで、時期を逃さず接種のお願いをすることができるんです。
参考:河北新報『〈狂犬病ワクチン〉接種率維持へ獣医師会と連携強化 東北各県で低下傾向』
島根県の狂犬病予防注射の実施率をあげるには
それぞれの自治体と獣医師との連携が必要でしょう。また個人の意識を高める必要があります。
島根県は動物病院も少なく、獣医師も不足しています。

先生の不足は生活にかかわるにゃ!
病院だけではなく、地域のペットサロンやペットショップなどでも啓発活動し、飼い主さんに注射を徹底するべきです。保健所とペットショップなどはあまり相性が良くないように思いますが、保健所とペットショップが声を掛け合い、協力していく必要があるのではないでしょうか。
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